インターネット決済の現状

1.最近のインターネット決済の現状をお話しよう。インターネット決済、特に小額決済が全然進歩していない。以前お話したときにSETの話しやSSLの話しをした時に、98年中にはある程度決済方法が固まる見通しをさせて頂いたと思う。残念ながら予想は大きく外れ、未だに小額決済どころかSET、SSLの議論もくすぶりつづけている。相変わらず高い手数料を払ってカード決済を行うか代替えや振りこみでの決済が一般的だろう。コンビニ決済なども今1歩といったところだろう。もしかすると当面はこのまま決定打がないまま決済が行われつづけるのではと、そうも思えてくる。

2.しかし、このままで良いはずも無く、何か決定的な決済方法が出ない限り、EC普及の足かせにもなりかねないと思う。
今後は常時接続が今年中にでも可能になったら、前回お話したようにインターネットが大きく進歩する可能性がある。特に日本のインタネット事情がようやくアメリカ並が目の前に迫っていると言っても良いだろう。そのときにやはり中心となるサービスのひとつにECが必ずあると思う。しかし、現状の決済方法は決して企業側や消費者側にとってベストなものとは程遠いと思う。少なくともある程度フォーマットが統一され、手数料も現状の半分くらいに落ちることが最低条件になるのではないだろうか。現状のカード決済などは安いところで7,8%で高いところになると10数%と非常に高いものとなっている。これは企業側にとってはかなり頭の痛いところであり、それの被害を被るのは結局、消費者と言うことになる。


3.では、一体どのような決済方法が今後主流になっていくのだろう?これはあくまでも筆者の勝手な想像の域を越えてないので、参考程度に読んで頂きたいが、3つの決済方法が主流になるのではないかと予想をしている。
まず、1点目。これは現状と同じく代替や振込などのいわゆる自動清算を行わず人の手に委ねる形の決済方法である。これは企業側にとってはお手軽な反面、消費者側にとってはせっかくインターネットで購入しても、わざわざ支払いの部分で手間がかかる事になってしまう。まあ、インターネット上の決済を信用できない人はこの手法を使うのだと思われる。
次に2点目。これは現在SETと言われている規格が本格的に稼動することである。理想的にはこの手法は素晴らしく、認証の問題もかなりの部分でクリアーできる技術だと思われる。ただし、これには大きな欠点がある。認証の問題を解決できるのは非常に素晴らしいのだが、そのためにかなり煩わしい作業を消費者側に要求する事になってしまう可能性がある。現在ではベリサインなどが認証のそれにあたるが、果たしてそれを消費者が受けいれるだろうか?この結果は今年中に出ているはずだろう。

 

4.で、最後だがこれは上二つで解決できない部分を如何に解決するかである。上二つで解決できないものは一体なんであろうか?
それは小額決済である。10円とか100円とか当然小額決済だが1,000円以下が実は上の二つではかなり対応が難しい。考えて見ればすぐに分かることだが、1,000円のものを購入するのに手数料を200円近くも払うのはナンセンスである。この3つ目の解決方法が実は見当つかないのである。SO-NETやNIFTYなども独自の決済方法でそれを対応しようとしているし、アコシスなども同様の試みをしている。しかしこれと言った決定打どころか、全く団子状態と言って良いだろう。一般的にはアメリカで言うところのFV(ファーストバーチャル)みたいなサイバーキャッシュが本格的に稼動すると小額決済も可能となるだろう。小額決済に関しては正直なところ全く予想も立たないと言うのが、筆者の考えである。果たしてどのような結果になるか、こうご期待といったところだろう。
半年後当たりに再度このお話しをしたいと思う。



今回の説明を読まれて万が一損害等発生しても、一切当方は関知しません。



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